19004.レ・ミゼラブル/洋画/ヒューマン【dTV】
脚本🅰️結末🅰️幸福🅰️魅力🅰️主観🅰️ 15
ララランド以来のミュージカル作品です。基本ミュージカルには興味がないのですが、とても素晴らしい作品でした。
個人的には、ラッセル・クロウとアマンダ・セイフライドの演技に魅了されてしまい、早速検索!ってパパが遺した物語でまさかの共演!?アマンダ・セイフライドの『マンマ・ミーア!』『親愛なる君へ』は必ず観たいと思います。
常にミュージカル調で進んでいくためか、テンポ良く飽きが来ない2時間半でした。物語も次の展開が気になり、ついつい見入ってしまう感じでしたね。
ラッセル・クロウの法か善か?という自身へ問いかけるシーンはまさに迫真!本当に正しいのは善だけれども、自分の信念は法を貫き通すこと。自分を助けたジャン・バルジャンを逃す代償として、信念を全うできなかった自らの生を投げ出すという決断には、考えさせられました。
また、ジャン・バルジャンがコゼットの幸せのために最後の最後で自らが身を引くことを決断。ただ、最後には再会を果たし、生涯の幕を降ろす場面は、良かったなぁと思います。
時代背景が日本人には理解し辛いストーリーでしたが、分かりやすく物語が展開していくため、字幕の翻訳もお見事です。
自己犠牲のための決断。その時、その時、誰のために決断すべきか。信念か、損得か、その先にある何かの為か…楽しくもあり、考えさせられる一作でした。